べステラの美学
〈持続可能な解体〉

サステナブルな解体を、
あたりまえに。

人々が活用できるエリアに限りがある地球において、
「過去を解体すること」 は 「新しい何かを生み出すこと」でもあります。
だからこそベステラは、 人と地球にやさしいサステナブルな解体を世の中のあたりまえにしていきたいと考えています。
私たちベステラは持続可能な社会を実現するための目標となるSDGsの達成に貢献するために、
Environment (環境)、 Social (社会)、 Governance (企業統治) の3要素を重視したESG経営を強化。
ただ壊すのではなく、 自然エネルギーによる解体技術や高度環境循環の構築などにより、
理に叶ったサステナブルな解体を提供していきます。

ベステラの環境方針

  1. POLICY01

    革新的な解体技術の提供により地球環境に貢献します

  2. POLICY02

    働きがいのある職場環境を整備します

  3. POLICY03

    高度循環型社会を実現し、接続可能な社会構築に貢献します

  4. POLICY04

    接続可能(高度循環型)社会構築に向けたパートナーシップを構築します

  5. POLICY05

    3R(Reduce・Reuse・Recycle)実施で環境負荷を低減します

  6. POLICY06

    脱炭素解体で環境保護し社会に貢献します

2022/11/1 掲載

TCFD提言に基づくシナリオ分析と戦略の開示

当社グループは、「柔軟な発想と創造性、それを活かした技術力により地球環境に貢献します」を企業理念に掲げ、当社グループの提供するプラント解体事業を通じて社会課題の解決へ貢献することで、持続可能な社会の実現に向けた企業活動を推進しております。

特に、気候変動への対応は優先度の高い課題として認識しており、「脱炭素解体」をキーワードに、地球温暖化への対応を重要課題として積極的に取り組んでいます。
当社グループでは2022年に気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言への賛同を表明するとともに、プラント解体事業を対象にシナリオ分析を実施し、その分析結果を公開しております。

気候変動対応ガバナンス

当社グループでは、気候変動をガバナンスプロセスに組み入れ、リスク管理の統括機関として取締役会が気候変動関連の財務リスクと機会の管理プロセスに関与しており、取締役会の下部にあるサステナビリティ委員会が、取締役会によるサステナビリティ方針の監督を支援しております。
なお、気候変動による事業のリスクと機会について引き続き経営層による検討会を実施し、開示内容を段階的に充実させていきます。

気候変動対応ガバナンスプロセス

戦略

当社グループの事業に影響を与える気候関連のリスクと機会は、脱炭素社会の構築に必要な政策や規制の強化および市場の変化等の「移行」に関するものと、地球温暖化による急性的・慢性的な「物理的変化」が考えられます。また、「2050年までにカーボンニュートラル達成」との日本政府の方針が示され、ビジネスモデルの変革や産業構造の転換が求められており、既に市場や社会環境の変化も生じています。
当社グループでは、このような市場や社会の変化を踏まえ「移行」および「物理的変化」に関するリスクと機会について当社グループの事業に与える影響として抽出・分類し、その事業インパクトおよび取組の方向性を分析しました。
なお、「移行」と「物理的変化」に関するリスクと機会を検討するにあたり、以下の代表的なシナリオを採用しています。

シナリオ群の定義

2℃(RCP2.6)シナリオ

2℃シナリオでは、脱炭素政策が世界中で進行、化石燃料の使用に対する規制が強化され、風力発電、地熱発電、バイオマス発電等が普及します。また企業の脱炭素に対する意識が高まります。
この結果、当社が主要顧客とするプラント解体業界において工場設備等の低炭素化のニーズが高まると想定され、低炭素化に関する政策導入や法規制の厳格化(移行リスク)が事業に一定の影響を与えると評価しております。

4℃(RCP8.5)シナリオ

4℃シナリオでは、脱炭素政策が進行するがその効果は不透明であり、脱炭素に対する消費者意識は一定程度の高まりを見せるものの、化石燃料の使用に関する規制はなく、脱炭素化の取組効果以上に気温上昇が加速化するものと想定されます。
この結果、暴風雨など異常気象の激甚化が想定され、環境変化(物理的リスク)が事業に一定の影響を与えると評価しております。

シナリオ群の定義

気候変動による影響

2020年時点の気候変動シナリオ分析の結果、2℃シナリオにおいては気候変動による「移行リスク」が事業に一定の影響与え、4℃シナリオにおいては「物理的リスク」が事業に与える影響が大きくなると想定しております。なお影響度に関するリスクと機会、取組の方向性は、下記に示す通りであります。

図1 事業インパクト評価
リスクと事業インパクト
分類 リスク項目 生じる影響 指標 事業インパクト 評価 取組の方向性
大分類 考察
移行リスク リスク 炭素税の導入・上昇 支出 ・燃料費・資材費等の調達コストへ影響を及ぼし一定の財務インパクトが想定される。 優良な調達先の選定、共同調達によるサプライチェーン全体でのCO2排出量の削減を図る。
投資家の評判変化 資産 ・気候変動への対策が不十分な場合、投資家の評判悪化、資金調達が困難となる 。 ESGに関する情報開示の促進する。
エネルギー価格・資材
価格等の高騰
支出 ・解体工事におけるコスト増加等の一定の財務インパクトが想定される。 工期短縮、重機使用の縮小を実現する工法の開発により燃料代等のコスト削減を図る。
機会 各国のCO2排出量
削減の政策強化
収益 ・省エネ政策が強化され、製造設備の高効率化や廃止が必要となる。
・主要顧客の鉄鋼プロセスが脱炭素化する。
脱炭素解体を実現する工法、技術を開発し、顧客に提案することで同業他社に対し競争優位性を得る。
環境優位性の評価による
顧客行動の変化
収益 ・解体工事におけるコスト重視の発注トレンドから環境に配慮した工事を行う施工業者への発注トレンドが移行する。 産廃処分の再資源化率向上、優良な処分業者の選定、工事現場でのゴミの分別促進等により他業者との差別化を図る。
移行リスク リスク 平均気温の上昇 資産
支出
・技能労働者不足の課題が、屋外労働環境の悪化によりさらに深刻化する。
・屋外での作業者を中心に、熱中症等の健康被害が増加する。
当社、従業員および協力会社作業員の現場労働環境の改善を図る。
機会 気象災害の激甚化 収益 ・暴風雨や台風などの異常気象の頻発で、被害を受ける工場が多発する。 急な需要増に備えた技能労働者の確保および育成、組織体制を確立する。

効果/期待される効果等

気候変動リスクと機会の評価の実施により、今後取るべき戦略や対策の選択肢を明確化しております。
脱炭素社会への移行が実現する社会においては、環境優位性の評価によるお客様の需要増加など、解体事業にとって機会も生じると想定しています。
今後は分析結果を踏まえ、特定された重要リスクについて既存の取組みを継続・加速するとともに、対応策の方向性についても経営課題として検討を進めてまいります。

リスク管理

当社では、代表取締役会長を議長とする取締役および社外取締役により構成された「サステナビリティ委員会」でリスク管理に関する重要事項の審議と方針決定を行っています。
なお、「サステナビリティ委員会」は、リスク対応方針や重要リスクの対応課題のみならず、広く経営全般について、迅速に意思決定を行うための会議です。
この会議の中で、経営に及ぼすインパクトの大きさを総合的に判断し、優先度を決定しています。
事業におけるリスク及び機会は、当社の課題やステークホルダーからの要求・期待、事業における環境側面の影響評価の結果などを総合して特定し、当社の中期5ヵ年計画の中で課題化し、全社で取り組んでいます。

指標と目標

当社は気候変動の緩和のため、「脱炭素解体」の取組を通して、当社の施工現場より発生するCO2排出を削減してまいります。
なお、CO2排出削減目標については、
Scope1、Scope2、Scope3の CO2排出量および削減目標の算定に取り組んでおります。
今後CO2削減計画が作成できた段階で公表させて頂きます。

リンゴ皮むき工法

ガスホルダー石油タンク等の球形貯槽の解体において、リンゴの皮をむいていくように、外郭天井部の中心から渦巻状に切断する工法

3point

従来工法 燃料使用→当社工法 自然エネルギー(重力)使用

転倒工法

風力発電設備において、タワー基礎部(コンクリート部分)を切断し、転倒する工法。転倒軸が明確なため、転倒方向の正確なコントロールが可能

3point

従来工法 燃料使用→当社工法 自然エネルギー(重力)使用

SDGsへの取り組み

SDGsの達成に、本気で挑む。

BEST(最高の)+TERRA(地球)。
地球にベストな答えを導き出すという想いが社名の由来になっているベステラは、
サステナブルな社会の実現が声高に叫ばれるずっと以前から、環境への取り組みに挑んできました。
SDGsの目指す持続可能な社会の実現のために、「考える力」と「独創の技術」で
さまざまな課題に具体的に答えを出し、強固なパートナーシップを構築することで、
目の前の高い壁を乗り越えていきたいと考えています。

ベステラが実践するSDGsへの取り組み

技術革新への取り組み

革新的な解体技術の提供により
地球環境に貢献します。

  • 老朽化した社会インフラに対して革新的な解体技術を提供します。
  • 低炭素社会に向けて、 安心・安全な解体技術を提供し、 地球環境に貢献します。
  • 3D技術の活用により、 解体のプロとして高い解体技術を提供します。

ダイバーシティへの取り組み

働きがいのある職場環境を
整備します。

  • 社員一人ひとりが未来にやりがいと誇りが持てる会社を目指します。
  • 多様性を尊重し、公平な環境の充実を図ります。
  • 能力を最大限発揮できる平等な教育環境の整備を進めます。

環境資源保護への取り組み

高度循環型社会を実現し、
持続可能な社会の構築に貢献します。

  • 有害物、汚染物質の適切な廃棄、 無害化技術を提供します。
  • 高付加価値の循環ビジネスを構築し、 高いレベルの生産性向上を目指します。
  • 地域社会との共存による、 未来の地域環境の発展に寄与します。

パートナーシップ構築への取り組み

持続可能な社会の構築に向けた、
パートナーシップを構築します。

  • あらゆる垣根を越えた高い目標の未来型パートナーシップ構築を目指します。
  • 公平、公正な企業間パートナーシップの推進を目指します。
  • 高度循環型社会に新たな技術、知識、知見を提供し目標達成を目指します。

SDGsとは
(Sustainable Development Goals)

2015年9月に「国連持続可能な開発サミット」
において、全会一致で採択された2030年までの
新たな「持続可能な開発目標」 で、 17の目標と
169 のターゲットから構成されています。

ベステラ×柔道の取組み

ベステラは、
日本の柔道を応援します!

「壊すことを、美しく。」
ただ壊すだけでなく、独創的な「技」で応える。
そんなベステラが今年、コーポレートスローガンのイメージに合わせて、
社員一同、日本の柔道界を応援してまいります。

全日本柔道連盟オフィシャルサイト

特定非営利活動法人JUDOsオフィシャルサイト

協賛活動

柔道大会や全日本柔道連盟が主催する各種柔道教室への協賛を通じて、日本における柔道の発展や青少年の育成に貢献しています。

協賛イベント 開催日
全日本選抜体重別選手権大会 2022年4月2日~3日
全日本女子選手権大会 2022年4月17日
全日本ジュニア体重別選手権大会 2022年9月10日~11日
講道館杯全日本体重別選手権大会 2022年10月29日~30日
全国高等学校選手権大会 2023年3月20日~21日
全日本選抜体重別選手権大会 2023年4月1日~2日
全日本女子選手権大会 2023年4月23日
全日本選手権大会 2023年4月29日

解体のこと、お気軽にご相談ください。