リバーホールディングス株式会社との資本業務提携合意のお知らせ.pdf
リバーホールディング社との資本業務提携について 「高度循環型社会」の実現に向けて.pdf
当社は、本日開催の取締役会においてリバーホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 松岡 直人、以下「リバーHD社」といいます。)との間で、資本業務提携契約(以下、総称して「本業務提携」といいます。)を締結するとともに、株式会社INCJ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 勝又 幹英、以下「INCJ社」といいます。)の保有するリバーHD社株式を引受けることを決議しましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1. 本業務提携の背景及び目的
当社は、電力、製鉄、石油精製、石油化学などの大規模なプラント設備の解体工事を主たる事業とし、全国各地での多数の工事実績があります。球形貯槽(ガスタンク)をりんごの皮を剥いていくように切断を行う「リンゴ皮むき工法」などの複数の解体特許工法や長年のプラント解体で蓄積されたPCB含有の変圧器(トランス)などを無火気で解体するなどの独自のノウハウにより、解体更新時期をむかえるプラント設備や廃炉が決定した原子力発電設備の廃止措置等に対して、安全かつ適切で効率的な解体工事を提供し続けることで、企業価値の向上を目指しております。
一方、リバーHD社は110年超の歴史を持つ、日本を代表するマテリアルリサイクラーで日本発のマテリアルリサイクル(静脈)メジャーを目指し、中小規模事業者の多い業界において積極的に統合・提携を推進し、業界再編を進めるとともに、いわゆる製造業などの製品を生み出す動脈産業と連携したリサイクルの推進や日本全国で幅広い品目をワンストップで処理することで、環境認識の高い事業を展開しております。更にはその高いリサイクル技術を活かし海外への展開を積極的に進めております。
両社は、かねてよりお互いのビジネスにおいて理解と尊重に基づいた協力関係を築いております。今回、更に進んで、両社の持つ独自の工事並びにリサイクル等の技術を相互提供する体制を整えることで、日本の産業構造において老朽化が進み解体更新の時期をむかえる大規模なプラント設備等に対して、安全かつ適切で効率的なサービスを協力して提供することが可能となります。
また、当社の社名の由来でもあるBEST(最高の)TERRA(地球)を目指し、プラント解体事業によって持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献する経営方針と、リバーHD社の静脈産業のメジャーを目指す経営方針をともに推進することにより、サステナブルな事業展開ができ、両社の事業拡大に資するものとなると判断し、本業務提携の合意となりました。
本業務提携に伴い、当社はINCJ社の保有するリバーHD社の株式2,500,000株(発行済株式総数に対する所有割合14.59% 取得価額2,480,000千円)を譲り受けることとなりました。これに伴い、リバーHD社の議決権保有比率10%以上を保有する見通しであることから当社はリバーHD社の主要株主に該当する予定であります。
2.本業務提携の内容等
項目 |
内容 |
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(1) |
目的 |
地球環境に貢献する持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けて、「高度循環型社会」構築のための基盤創りを目的とした包括的資本業務提携 |
(2) |
内容 |
①環境サプライチェーンの構築 分散型事業である日本の静脈(リサイクル)産業は、規模型事業へとシフトしていくことにより、産業自体の優位性向上につながり、高度循環型社会の実現に資するものと考えます。当社とリバーHD社の資本関係を含む連携により「静脈産業」のプラットフォームを創出します。さらに小規模事業者のプラットフォーム参画を呼びかけ、日本発の静脈メジャーの誕生を目指します。 ②プラント解体工事業での連携効果 当社は動脈産業「電力・製鉄・石油化学等」と静脈産業「スクラップ・産業廃棄物等」の中間に位置する事業「解体工事業」を主な事業としております。 今後、マーケットの拡大が予想されている社会インフラの老朽化への対応も含めて、動脈産業と静脈産業を連携させる役割を果たし、高度循環型社会において欠かすことの出来ないポジショニングを新たに構築し、顧客企業への提案力向上、情報の共有化を図るとともに、事業規模を追求し、スケールメリットの向上を図ります。 |
3. 本業務提携の相手先の概要
(1) |
商 号 |
リバーホールディングス株式会社 |
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(2) |
所 在 地 |
東京都千代田区大手町1-7-2 |
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(3) |
代表者の役職・氏名 |
代表取締役会長 グループCEO 鈴木 孝雄 代表取締役社長 グループCOO 松岡 直人 |
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(4) |
事業内容 |
グループ事業の統括(鈴徳、メタルリサイクル、中田屋、サニーメタル、フェニックスメタル、NNY、イツモ、新生、メジャーヴィーナス・ジャパン、HIDAKASUZUTOKU 10社)金属リサイクル事業、家電リサイクル事業、自動車リサイクル事業、産業廃棄物処理事業等 |
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(5) |
資本金 |
1,715百万円 |
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(6) |
設立年月日 |
2007年7月(1904年創業) |
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(7) |
大株主及び持株比率 |
株式会社INCJ 44.96% リバーホールディングス従業員持株会 9.96% 鈴木 徹 6.13% (2019年7月31日現在) |
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(8) |
上場会社と当該会社との間の関係 |
資本関係 |
記載すべき関係はありません。 |
人的関係 |
記載すべき関係はありません。 |
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取引関係 |
当社の工事で発生する有価物(スクラップ)を売却しております。 |
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関連当事者への該当状況 |
記載すべき関係はありません。 |
※本業務提携の相手方の要請により、経営成績および財政状態については開示しておりません。
4. 日程
取締役会決議日 : 2019年(令和元年)9月3日
契約書締結日 : 2019年(令和元年)9月3日
5. 今後の見通し
本業務提携が当社に与える影響は未定でありますが、中長期的に当社の企業価値向上に資する業務提携と考えております。今後、開示すべき影響等が判明した場合は、速やかにお知らせいたします。
以 上